9月14日〜15日のAIニュースから、副業やツール選びに関係する5件を選びました。今日いちばん広い範囲の人に関係するのは、Appleの新AIアシスタント「Siri AI」の提供開始です。一方、GPUを使ってAIを活用している人にとっては、RTX5090の品薄・高騰が引き続き大きなテーマになっています。
今日の要点(3行まとめ)
- Siri AI:英語版の提供が開始。日本語対応は10月から
- GPU:RTX5090が店頭からほぼ消え、実勢価格は9500ドル超まで高騰
- 企業動向:NVIDIAの新GPU「RTX PRO 5500」、PerplexityのWindows版ローカルAIエージェント、Microsoftの新AI行動規範が同日に相次いで発表
1. Siri AI、英語版が提供開始——日本語対応は10月から
何が起きた:Appleは9月14日(米国時間)、新しいAIアシスタント「Siri AI」を発表し、iOS 27・iPadOS 27・macOS 27・watchOS 27でベータ版の提供を始めました。現時点では英語のみの対応で、メッセージ・メール・写真を横断した検索、複数アプリをまたぐ操作、画面の内容を理解する「オンスクリーン認識」などに対応します。日本語を含むフランス語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語への対応は10月に追加予定です。利用にはiPhone 15 Pro以降/iPhone 16以降などApple Intelligence対応機種が必要で、EU域内ではデジタル市場法(DMA)の影響でiOS・iPadOS版の提供が見送られています。
誰に関係する:iPhone・iPadを使っている人全員。ただし日本語で使えるのは10月以降なので、今すぐ大きく生活が変わるわけではありません。
今できること:対応機種を持っている人は英語環境で先行体験できますが、日本語での本格利用は10月の対応を待つのが現実的です。他のAIアシスタントとの使い分けは ChatGPTの料金・無料枠まとめ や Geminiの料金・無料枠・できることまとめ を参考にしてください。
出典:Apple Newsroom/関連報道:Impress Watch(確認日:2026-09-15)
2. RTX5090が通販サイトから消失、実勢価格は9500ドル超まで高騰
何が起きた:米国の主要通販サイトでNVIDIA「GeForce RTX 5090」の正規在庫がほぼ消失し、サードパーティ出品の実勢価格が6400〜9500ドル超まで上昇していることがTom's Hardwareの調査で明らかになりました。6月時点の中央値は4299ドル、2025年1月の発売時の想定小売価格は1999ドルだったので、数か月で数倍の水準です。背景には、32GBのVRAMを積む同製品をAI用途の演算資源として確保したい企業の需要があるとされ、国内報道でも中国の業者が正規販売分を箱ごと大量に買い集めているとの指摘があります。
誰に関係する:画像生成・ローカルLLMなど、GPUを使ったAI活用を検討している人。RTX5090クラスの新規購入は当面割高な状態が続きそうです。
今できること:無理に最上位モデルを狙わず、必要なVRAM容量に応じた現実的な選択肢を検討するのがおすすめです。用途別の選び方は AI用グラフィックボードの選び方(公開予定)にまとめています。
出典:Tom's Hardware/関連報道:ギャズログ(確認日:2026-09-15)
3. NVIDIA、84GB VRAM搭載の新GPU「RTX PRO 5500 Blackwell」を発表
何が起きた:NVIDIAは9月14日、ワークステーション・ラックサーバー向けGPU「RTX PRO 5500 Blackwell」を発表しました。**84GBのGDDR7メモリ(ECC対応)**を搭載し、メモリ帯域は最大1398GB/秒、消費電力は最大600W。1枚のGPUを42GBずつ2つに分割できるMIG(Multi-Instance GPU)にも対応します。価格・発売時期は「近日公開予定」とされ、現時点では未発表です。
誰に関係する:個人が直接買う製品ではありませんが、大容量VRAMを積んだGPUがエージェント型AI・大規模ローカルLLM向けに増えている流れを示す発表です。
今できること:個人のローカルLLM環境としては当面手が届きにくい製品なので、まずは家庭用GPUでの始め方を押さえておくのがおすすめです。ローカルLLMの始め方(公開予定)を参照してください。
出典:NVIDIA公式製品ページ(確認日:2026-09-15)
4. Perplexityのローカル実行AIエージェント「Portable Computer」がWindowsに対応
何が起きた:NVIDIAは9月14日、Perplexityの「Portable Computer」がWindows PCに対応したと公式ブログで発表しました。PC上のデータをローカルのAIモデルで処理し、ファイル横断の情報整理や定型作業を、データを外部に出さずに実行できる仕組みです。動作にはNVIDIA GeForce RTXまたはRTX PROのVRAM24GB以上を搭載したGPUが必要で、複雑なタスクはクラウドモデルに回すこともできます。
誰に関係する:機密情報を含む資料をAIで整理したいが、クラウドには出したくない人。ただし24GB以上のVRAMが条件のため、対応できるのは高性能GPUを持つ一部のユーザーに限られます。
今できること:対応GPUを持っていない人は、まずはPerplexityのクラウド版で使い勝手を確認するのが現実的です。料金・機能は Perplexityの料金・無料枠・できることまとめ(公開予定)にまとめています。
出典:NVIDIA公式ブログ(確認日:2026-09-15)
5. Microsoft、AIモデルの行動規範「Code of Conduct」草案を公開
何が起きた:Microsoftは9月14日、自社のAIモデル「MAI」向けの行動規範の草案を公開し、6週間のパブリックコメント募集を始めました。草案では、大量破壊兵器への関与・児童の安全・大規模な有害な世論操作などを「絶対に行ってはならない制約」と位置づけ、「AIは電源を切られることに抵抗してはならない」といった原則も盛り込まれています。改訂版は2026年内に公開予定です。
誰に関係する:直接エンドユーザーの使い方が変わるものではありませんが、大手AI企業が自主的な安全ルール作りを進めている流れの一つとして押さえておく価値があります。
今できること:特に必要な対応はありませんが、今後こうした自主ルールが実際のサービス仕様(利用規約や機能制限)に反映される可能性はあるため、注視しておくとよさそうです。
出典:Microsoft AI公式/関連報道:TechCrunch(確認日:2026-09-15)
今日の一言(編集部コメント)
今日は「AIエージェントが実際にPCの中で動き出す」動きと、「安全ルールを外向けに示す」動きが同時に進んだ一日でした。Siriがベータ版とはいえ新しいAIとして生まれ変わり、Perplexityのエージェントもローカルで動き始める一方、Microsoftは自社モデルの行動規範を公開協議にかけています。GPU価格の高騰は、こうしたAIエージェントの計算需要が個人のPC選びにまで影響し始めていることの表れとも言えそうです。
なお、掲示板やSNSでは引き続きGrok関連スレとChatGPT・Gemini総合スレ、画像・動画生成AIの話題が伸びています(掲示板での反応、転載なし)。
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情報確認日:2026年9月15日/各ニュースの詳細は出典リンク先をご確認ください。

