9月17日〜19日のAIニュースから、副業やツール選びに関係する5件を選びました。今日いちばん目を引くのは、Claude Codeの「プロジェクト」機能刷新と、同じClaude Codeが使われたOpenAIへのハッキング実証という、同じツールの「便利さ」と「危うさ」が同時に話題になった1日だったことです。
今日の要点(3行まとめ)
- Claude Code:「プロジェクト」機能がベータ刷新。依頼内容を伝えるだけで複数作業を自動で並行処理
- セキュリティ:研究者がClaude Codeを使いOpenAI社内システムへの侵入を実証。OpenAIは修正済み
- ローカルLLM・ハード:27B級モデルを9分の1に圧縮した無料オープンモデル、Apple M5 UltraのGPU性能もリークで判明
1. Claude Codeの「プロジェクト」機能が刷新、依頼するだけで複数作業を自動並行処理(ベータ)
何が起きた:Anthropicは9月17日(米国時間)、Claude Codeの「プロジェクト」機能を刷新し、ベータ公開しました。従来の「フォルダで管理する」形から「会話でやり取りする」形に変わり、やりたいことを伝えるとClaudeが作業内容を把握したうえで複数の作業スレッドに自動で分解・委任し、それぞれの成果を調整して1つの結果にまとめてくれるようになります。現在はクラウドセッションを使っていて既存プロジェクトを持たない一部のPro/Maxプラン契約者から展開中で、今後Team/Enterpriseプランにも広げる予定です。
誰に関係する:すでにClaude Codeで副業のコーディングや自動化作業をしている人。複数スレッドがそれぞれフルセッションとして動くため、使用量の上限に今までより早く到達する可能性がある点は注意が必要です。
今できること:対象者には順次案内が来る見込みです。Claude Codeの基本的な使い方・料金は Claude Codeとは?非エンジニア向け解説 にまとめています。
出典:Anthropic公式ブログ(原文英語・編集部訳)(確認日:2026-09-19)
2. セキュリティ研究者がClaude Codeを使いOpenAI社内システムへの侵入を実証
何が起きた:セキュリティ企業HacktronAIの研究者3名が、フォーラムソフト「Discourse」の画像処理ライブラリ「libheif」にあったヒープバッファオーバーフローと、OpenAIのSSO設定の不備を組み合わせ、「画像アップロード→リモートコード実行→GitHub連携経由でOpenAI内部リポジトリへアクセス」という経路で侵入できることを実証したと公表しました。攻撃コードの作成にはClaude(Opus)を使用し、記事では「Opus 5が数時間でエクスプロイトコードを完成させた」と説明されています。OpenAI側は脆弱性を修正済みで、研究者に6,500ドルの報奨金を支払いました。この一次発表自体は9月13日でしたが、The Verge・TechCrunch・Tom's Hardwareなど複数メディアが9月18〜19日に改めて大きく取り上げ、今日のAI業界で話題になっています。
誰に関係する:セキュリティの専門家でなくても、「便利なAIツールは攻撃にも使われうる」という現実を知っておく価値があります。特に自分のサイトやツールの管理画面を持つ人。
今できること:直接何かをする必要はありませんが、自分のWordPressやサービスのSSO・ログイン設定、プラグインの更新状況を定期的に見直す習慣づけにはよい機会です。Claude自体の料金・できることは Claudeの料金・無料枠まとめ を参照してください。
出典:Hacktron公式ブログ(原文英語・編集部訳)/関連報道:The Verge(確認日:2026-09-19)
3. 27B級モデルを9分の1に圧縮、性能98.2%維持の無料オープンモデル「Ternary Bonsai 2 27B」
何が起きた:米PrismMLは9月17日(米国時間)、「Qwen3.8-27B」をベースに重みを「-1・0・+1」の3値だけで表現する量子化を施した「Ternary Bonsai 2 27B」を発表し、Hugging Faceでオープンウェイトを公開しました(ライセンス:Apache License 2.0)。必要メモリはわずか5.9GBまで圧縮されていますが、ベンチマーク総合スコアはフル精度版の85.4に対し83.9と、性能の98.2%を維持しているとされています。
誰に関係する:高性能GPUを持っていなくてもローカルLLMを試したい人。VRAM 8GB前後のミドルクラスGPUでも27B級モデルが動く可能性があります。
今できること:Ollama・LM Studioなどの対応が進み次第、試す価値があります。ローカルLLMの始め方は ローカルLLMの始め方【2026年9月版】(9/23公開予定)にまとめます。
出典:PC Watch(元発表:PrismML、確認日:2026-09-19)
4. Apple M5 Ultra、GPU性能がGeekbenchで判明——OpenCLスコアはRTX 4080級
何が起きた:ベンチマークサイトGeekbenchのデータベースに9月16日、Apple M5 Ultra搭載とみられる「Mac17,15」が登録されました。80コアGPU構成でOpenCLスコア216,619を記録し、M3 Ultra比で**OpenCL約53.5%・Metal約44.3%**の性能向上。OpenCLスコアはNVIDIAのGeForce RTX 4080(218,906)に匹敵する水準とされています。あくまでベンチマークのリーク情報で、Appleの正式発表ではありません。
誰に関係する:Mac環境でローカルの画像生成やLLM実行を検討している人。GPU比較の参考材料の1つとして押さえておきたいところです。
今できること:正式発表・価格が出るまでは様子見が無難です。GPU選びの基準は AI用グラフィックボードの選び方【2026年9月】(9/23公開予定)で整理します。
出典:ギャズログ(Geekbenchデータに基づく、確認日:2026-09-19)
5. Google Flow、ニューヨーク・ファッションウィークでデザイナーと専用ツールを共創
何が起きた:Googleは9月18日、動画生成ツール「Google Flow」を使い、デザイナーのジェーン・ウェイド氏、セルジオ・ハドソン氏とそれぞれ専用ツールを共同開発したと発表しました。ウェイド氏向けの「スタイリング・スイート」はデジタルモデル上でヘア・メイク・アクセサリー・衣装を仮想的に試せるツール、ハドソン氏向けの「ランウェイ・ビジュアライゼーション」は照明や小道具を含めランウェイの見え方を予算内でシミュレーションできるツールです。いずれも自然言語での指示だけでワークフローを組めるとされ、コーディング経験は不要と説明されています。
誰に関係する:動画・画像生成を使ったクリエイティブ制作を副業にしている人。プロがどう使いこなしているかの参考事例になります。
今できること:現時点はGoogle Flowにアクセスできるユーザー向けの活用事例で、一般公開の時期は明記されていません。Google Flowの基本的な料金・無料クレジットは Google Flow(Veo)の料金・無料クレジット・透かしまとめ を参照してください。
出典:Google公式ブログ(原文英語・編集部訳)(確認日:2026-09-19)
今日の一言(編集部コメント)
今日は**Claude Codeの「両面」**が同時に見えた日でした。プロジェクト機能の刷新は「依頼するだけで複数作業を任せられる」という便利さの進化ですが、同じ強力さが第三者によるハッキング実証にも使われています。副業でAIツールを使う立場としては、「便利に使う」努力と同じくらい、自分の管理画面やログイン設定を定期的に見直す意識も持っておきたいところです。
なお、掲示板では引き続きGrok関連スレの勢いが強い状態が続いています。Grokの無料利用については 無料で使えるかの確認結果 をまとめています。
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情報確認日:2026年9月19日/各ニュースの詳細は出典リンク先をご確認ください。

