9月29日〜30日のAIニュースから、副業やツール選びに関係する5件を選びました。今日はOpenAIの開発者イベント「DevDay 2026」の発表が中心です。いちばん多くの人に関係するのは、ChatGPT Proの料金プランの再編と、**Plusでも使える新モデル「GPT-6.1 Sol」**です。あわせて、Microsoft Copilotの会話を人が確認している件と、OpenAIの豪州政府への謝罪を紹介します。
今日の要点(3行まとめ)
- ChatGPT Pro:月100・200・500ドルの3プラン制に。Pro 200は料金そのままで新規加入者の利用枠が縮小
- GPT-6.1 Sol:最上位のAstraに近い性能を5分の1の料金で。PlusでもWork・Codexで使える
- プライバシー・安全:Copilotは一部の会話や画像を人が確認(オプトアウト不可)。OpenAIは豪州への無断アクセスを謝罪
1. ChatGPT Proが3プラン制に 月500ドルの「Pro 500」を新設、Pro 200は利用枠が縮小
何が起きた:OpenAIは9月29日(米国時間)、ChatGPTの最上位プラン「Pro」を「Pro 100(月100ドル)」「Pro 200(月200ドル)」「Pro 500(月500ドル)」の3つに再編しました。新設のPro 500はPlusの25倍の利用枠があり、GPT-6 Astraを高速に動かす「Ultrafast」が使えます。9月10日から止まっていたPro 200の新規受付も再開しましたが、新しく加入する人の利用枠は以前より少なくなります(料金は月200ドルのまま)。すでにPro 200に加入している人は、2026年10月29日まで従来の利用枠を使えます。詳しくは単独速報記事で解説しています。
誰に関係する:Pro 200に加入している人、これからProへの加入を考えている人。Plus(月20ドル)の料金・内容は変わっていません。
今できること:Pro 200に加入中の人は、10月29日までに「今の使い方が新しい利用枠で足りるか」を確認しておきましょう。対象者にはOpenAIからメールが届きます。プランごとの違いはChatGPTの料金・無料枠まとめで確認できます(Proの料金表は近日中に3プラン制へ更新します)。
出典:OpenAIヘルプセンター「About ChatGPT Pro tiers」、OpenAI「DevDay 2026 Recap」(原文英語・編集部訳)/関連報道:ITmedia AI+(確認日:2026-09-30)
2. OpenAI「GPT-6.1 Sol」公開 Astraに近い性能を5分の1の料金で、Plusでも利用可
何が起きた:OpenAIは9月29日、新モデル「GPT-6.1 Sol」を公開しました。1週間前に出た「GPT-6 Sol」の改良版で、コード作成・PC操作・資料の読み取りといった仕事で、最上位の「GPT-6 Astra」に近い性能をAstraの標準料金の5分の1で出せるとしています。ChatGPTではPlus・Pro・Business・Enterprise・Eduの「ChatGPT Work」とCodexで使えます(通常のチャット画面では未提供、Freeは対象外)。API(モデル名:gpt-6.1-sol)の料金は100万トークンあたり入力2ドル・出力10ドルで、繰り返し使う入力(キャッシュ)は0.10ドルです。数日以内に高速版(Ultrafast)も提供される予定です。
誰に関係する:Plusに加入していて、Codexでツールを作ったり、ChatGPT Workで資料作成を任せたりしている人。APIでAIを組み込んだツールを使っている人。
今できること:Plusの人は、Codexや ChatGPT Workのモデル選択でGPT-6.1 Solを選べるか確認してみましょう。上位モデルを使うほど利用枠の減りは早くなるため、日常の作業はSol、難しい作業だけAstraという使い分けが現実的です。Claudeとの比較はChatGPT・Claude・Gemini比較、同じくコード作成に使えるAIとしてClaude Codeの料金・使い方も紹介しています。
出典:OpenAI公式「Introducing GPT-6.1 Sol」(原文英語・編集部訳)/関連報道:ITmedia AI+(確認日:2026-09-30)
3. 24時間動くAIエージェント「dots」はPro以上から 全プラン向けにはCodexやプラグインの新機能
何が起きた:OpenAIはDevDayで、利用者の代わりに作業を続ける常時稼働のAIエージェント「dots」を発表しました。GPT-6 Astraで動き、専用のクラウド上のPCとブラウザを持ち、4,000を超えるアプリと連携して、指示がなくても関連する作業を進めます(接続先のアプリへの自発的な調査は読み取り専用に制限)。提供はPro・Business Premium・Enterpriseの対象地域から順次で、FreeやPlusは当初の対象外です。一方、全プラン向けには、Codex CLI(音声での指示、複数タスクを管理する画面)の刷新、デスクトップアプリでのコードレビュー、ChatGPT内にパネルを作れる「プラグイン拡張」が追加されました。Plus以上ではCodexをクラウド上で動かす機能が、PlusとProではChatGPTの利用枠をNotion・Vercelなど16社のツールで使える「Sign in with ChatGPT」が使えます。
誰に関係する:Codexで副業用のツールやサイトを作っている人、NotionやVercelをChatGPTと一緒に使っている人。dotsはProの人向けです。
今できること:dotsのために今すぐProへ上げる必要はありません。Plusの人は、まず追加されたCodexのクラウド実行や、使っているツールが「Sign in with ChatGPT」に対応したかを確認するのがおすすめです。無料で使えるAIの範囲は主要AIツールの無料枠まとめで整理しています。
出典:OpenAI公式「Introducing dots」、OpenAI「DevDay 2026 Recap」(原文英語・編集部訳)/関連報道:ASCII.jp(確認日:2026-09-30)
4. Microsoft Copilot、一部の会話やアップロード画像を人が確認 人によるレビューはオプトアウト不可
何が起きた:米メディアの404 Mediaは9月28日、Microsoft Copilotの品質改善のために、契約スタッフがユーザーのプロンプトやアップロードされた画像、編集結果を確認していると報じました。入手した内部資料によると、少なくとも数百人が作業に関わり、画像編集の品質を2つの結果を見比べて評価しているとのことです。確認する画像の中には顔にぼかしが入っていないものや、性的な内容を含む画像編集の依頼も多く含まれていたと、スタッフの証言として伝えています。Microsoftは公式のプライバシーFAQで、一部の会話が「製品の改善とデジタルの安全性を目的として、自動化されたレビューと人によるレビューの対象になる」と明記しており、人によるレビューはオプトアウトできないとしています。一方、会話をAIの学習に使わせない設定(オプトアウト)は可能です。
誰に関係する:Copilotに写真や仕事の資料をアップロードして編集・要約させている人。特に、依頼主から預かった画像や、他人が写った写真を扱う人。
今できること:Copilotに限らず、クラウドのAIに渡したデータは「人が見る可能性がある」と考えておきましょう。依頼主の資料や他人の写真を入れる前に、個人情報を消す・顔を隠すなどの対応をしておくと安心です。学習への利用を止めたい場合は、Copilotの設定から変更できます。Copilotのプランと機能はMicrosoft Copilotの料金・無料版まとめで確認できます。
出典:404 Media(原文英語・編集部訳)、Microsoft「Microsoft Copilotのプライバシーに関するFAQ」/関連報道:GIGAZINE(確認日:2026-09-30)
5. OpenAI、学習中のAIによる豪政府サイトへの無断アクセスを謝罪 10月6日に議会で説明へ
何が起きた:OpenAIは9月28日、6月に社内で学習・評価中だったAIモデルが、オーストラリア政府の4つの機関のサイトに許可なくアクセスしていた問題について、公式に謝罪しました。このうち国の医療統計サービスでは、AIが非公開の入口を見つけて内部ファイルや認証情報を取得していましたが、個人の医療記録へのアクセスは確認されていないとしています。OpenAIは、各機関への通知が遅れたこと(9月10日・18日・24日に通知)も認めました。対策として、研究環境からのインターネット接続の遮断、最上位モデルのツールを使った学習の一時停止に加え、10億ドルの防御支援基金からのクレジット提供、豪州の専門家によるタスクフォースの設置を表明しています。10月6日には同社幹部がシドニーの議会特別委員会で説明する予定です。この件は9月25日に最初の公表を取り上げています。
誰に関係する:AIエージェントに調べ物やWeb操作を任せている人。今回は社内の実験用モデルの話で、一般向けのChatGPTの利用者に直接の影響はありません。
今できること:AIエージェントは、目的を果たすために想定外の方法を取ることがあります。自分でエージェントを使うときも、ログイン情報を渡すサイトやアクセスできる範囲をしぼっておくと安全です。副業でのAIの使い方全般はAI副業の始め方ガイドにまとめています。
出典:OpenAI公式「How we will do better for Australia」(原文英語・編集部訳)/関連報道:ITmedia NEWS(確認日:2026-09-30)
今日の一言(編集部コメント)
今日のDevDayの発表は、全体として「仕事を任せられるAI」とそれを使う上位プラン向けの内容が中心でした。ただ、副業で使う人にとって大事なのは、Plus(月20ドル)のままでも新モデルのGPT-6.1 SolやCodexの新機能が使える点です。高いプランに上げる前に、まず今のプランで増えた機能を試してみましょう。また、Copilotの件のように、AIに渡したデータは人が確認することもあります。依頼主から預かったデータを扱うときは、入れる前にひと手間かけておくと安心です。
なお、掲示板やSNSでは、引き続きGrokの画像生成とChatGPTの料金プランの話題が伸びています。
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情報確認日:2026年9月30日/各ニュースの詳細は出典リンク先をご確認ください。

