【10月5日】今日のAIニュース|Gemini無料版の制限、米国の超知能組織ほか1件

10月5日のAIニュース Gemini無料版の制限 米国の超知能組織 ほか1件

10月4日〜5日のAIニュースから、副業やツール選びに関係する3件を選びました。今日いちばん多くの人に関係するのは、Geminiの無料版で使えるモデルが10月9日から「Flash-Lite」だけになる変更です。ほかに、米国が「AI」を「超知能(SI)」と呼び替える流れで発表した新組織と、無料で使える画像・動画生成ツール「InvokeAI」の大型アップデートを紹介します。

目次

今日の要点(3行まとめ)

  • Gemini:10月9日から、無料ユーザーが使えるモデルはFlash-Liteのみに。AI PlusもProモデルは使えなくなる
  • 米国の超知能政策:トランプ大統領が新組織「Super Intelligence Force」を発表。マスク氏はSpaceXAIを「SpaceXSI」に改名すると表明
  • 画像・動画生成:無料のオープンソース「InvokeAI」がバージョン7のアルファ版を公開。音声付き動画生成や省メモリ化に対応

1. Gemini無料版、10月9日から「Flash-Lite」のみに AI PlusもProは対象外

何が起きた:Googleは、個人向けGeminiアプリで使えるモデルを、契約プランごとに分けるとヘルプページで告知しました。Google AIのプランに入っていない無料ユーザーは10月9日から「Flash-Lite」だけになります。AI Plus(月725円)はFlash-LiteとFlashまでで、Proモデルを使えるのはAI Pro(月2,900円)とAI Ultraだけです。AI Plusの加入者には、いつから適用されるかがメールで案内されます。現在のヘルプページでは、無料でもFlash-Lite・Flash・Proの3つを選べる表になっています。詳しくは単独速報記事で解説しています。

誰に関係する:無料版のGeminiで、長文の要約や込み入った調べものをFlashやProに切り替えて使っていた人。AI Plusに入っていて、Proモデルも使えると考えていた人も対象です。

今できること:10月9日以降、普段の作業がFlash-Liteで足りるかを一度試しておきましょう。足りなければ、AI Proへの切り替えか、ChatGPT・Claudeの無料版との併用が選択肢です。プランごとの料金はGeminiの料金・無料枠まとめ、ほかのツールの無料枠は主要AIツールの無料枠まとめで確認できます。

出典:Google Geminiヘルプ「Gemini モデルへのアクセスと使用量上限の変更」/関連報道:ITmedia AI+(確認日:2026-10-05)

2. 米国が「Super Intelligence Force」を発表、マスク氏はSpaceXAIを「SpaceXSI」に改名へ

何が起きた:トランプ米大統領は10月4日(米国時間)、自身のSNS「Truth Social」で、超知能(Super Intelligence)分野の連邦政府の取り組みをまとめる新組織「Super Intelligence Force(SIF)」の創設を発表しました。国家情報長官、連邦取引委員会(FTC)委員長、戦争省の研究・工学担当次官(最高技術責任者)、人事管理局長の4人が率い、大統領と首席補佐官に直接報告します。消費者や公益団体、宗教団体、重要インフラ事業者、AI企業との連携を調整する役割としています。

米国では9月29日に、行政機関の公式文書で「AI(人工知能)」を「SI(超知能)」と呼び替える大統領令が出ています。この流れを受けて、GrokをつくるSpaceXAI(旧xAI)を率いるイーロン・マスク氏も10月4日、Xに「No more AI / SI / It's better」(もうAIではない、SIのほうがいい)と投稿し、SpaceXAIを「SpaceXSI」に改名するとの提案に「そうする」と応じたと報じられています。改名の時期は示されていません。

誰に関係する:日本の個人ユーザーがすぐに影響を受ける話ではありません。ただ、FTC委員長が加わっていることから、今後の米国のAI規制や消費者保護の方針が、ChatGPT・Gemini・Grokなど米国発のサービスの規約に反映される可能性があります。海外のニュースで「SI」という言葉を見かけたら、「AI」とほぼ同じ意味で使われていると読み替えて問題ありません。

今できること:今すぐ何かを変える必要はありません。Grokを使っている人は、社名が変わってもサービス名「Grok」がどうなるかは発表されていないため、続報を待ちましょう。Grokの画像生成の無料範囲はGrokで画像生成は無料でできる?にまとめています。

出典:トランプ大統領のTruth Social投稿、ホワイトハウス「Inaugurating the Era of Super Intelligence」、イーロン・マスク氏のX投稿①・②(原文英語・編集部訳)/関連報道:ITmedia AI+、ロイター(Investing.com)(確認日:2026-10-05)

3. 無料の画像生成ツール「InvokeAI 7」がアルファ版を公開 音声付き動画生成に対応

何が起きた:オープンソースの画像生成ツール「InvokeAI」は10月4日、バージョン7のアルファ版(v7.0.0 alpha 1)をGitHubで公開しました。約320件の変更を含む同ツール最大の更新で、画面は作業ごとに部品を並べ替えられる形に一新され、レイヤーやブラシ、文字入れに対応した新しいキャンバス、PSD形式での書き出しなどが加わりました。動画生成にも対応し、「MiniMax H3」では音声付きの動画、「LTX-2.5」では最大1536pまでの高画質化、「Wan 2.2」も使えます。モデルを小さく保存する仕組み(FP8)により、たとえば「FLUX.2 Klein 4B」は7.4GBから3.9GBに縮み、LTX-2.5のプロンプト処理はVRAM 16GBのグラフィックボードで動くようになったとしています。ライセンスはApache 2.0で、無料で使えます。

誰に関係する:自分のPCで画像や短い動画を作り、ブログのアイキャッチやSNS投稿に使っている人。クラウドの画像生成サービスの月額料金を抑えたい人にとって、選択肢が広がります。ただしアルファ版で、開発元も「失って困る作業には使わないで」と注意しています。

今できること:試すなら、今のInvokeAI(v6)のフォルダとは別の、新しいフォルダにインストールしてください。既存のフォルダでv7を起動すると、データベースが一方向に更新され、v6で開けなくなります(自動でバックアップは作られます)。Python 3.12が必要で、FP8の高速演算はRTX 40シリーズ以降が対象です。画像生成ツール全体の比較は画像生成AIおすすめ比較、必要なグラフィックボードの目安はAI用グラフィックボードの選び方、動画生成の選び方はAI動画生成ツールおすすめで確認できます。

出典:InvokeAI 7.0.0 (alpha 1) リリースノート(GitHub)(原文英語・編集部訳)(確認日:2026-10-05)

今日の一言(編集部コメント)

今日は週末で発表は少なめでしたが、無料で使える範囲が変わるという点で、Geminiの変更は見逃せません。無料版のAIは「いつまでも同じ条件で使える」とは限らないため、メインで使うツールが1つだけの人は、もう1つ無料で使えるツールを用意しておくと、急な変更にも慌てずに済みます。一方で、InvokeAIのように自分のPCで動かすツールは、手間はかかるものの条件変更の影響を受けにくいのが強みです。

なお、掲示板やSNSでは引き続きGrokの画像生成やPixAIの話題が伸びています。それぞれの無料範囲はGrokの画像生成とPixAIの使い方・料金でまとめています。

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情報確認日:2026年10月5日/各ニュースの詳細は出典リンク先をご確認ください。

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