【10月2日】今日のAIニュース|ChatGPTに試着機能、メモリ値上げ予測ほか3件

10月2日のAIニュース ChatGPT試着・Gemini メモリ値上げ ほか2件

10月1日〜2日のAIニュースから、副業やツール選びに関係する5件を選びました。ChatGPTに、自分の写真で服を試着した姿を作れる機能が加わりました。あわせて、Geminiのカメラ機能の新しい使い方、ローカルでも動かせるCloudflareの新モデル、メモリ価格の見通し、AIと働き方に関するアメリカの新しい法律を紹介します。

目次

今日の要点(3行まとめ)

  • ChatGPTに試着機能:服やアクセサリーを自分の写真で試着した画像を作成。気になる商品はお気に入りに保存できる
  • Geminiの「Guided Vision」:カメラに映したものを音声で説明。Android 9以上で利用可能
  • ハードとローカルAI:メモリの取引価格は10〜12月も上がる見込み。Cloudflareは「判断専用」のオープンモデルを公開

1. ChatGPTに「試着」機能 自分の写真で服やアクセサリーを試せる、お気に入り保存も

何が起きた:OpenAIは10月1日、ChatGPTの買い物機能に「試着(Try on)」を追加しました。ChatGPTで服やアクセサリーを探すと、商品の欄に「Try on」ボタンが表示され、自撮りを撮影するかアップロードするだけで、その商品を身につけた姿の画像が作られます。画像は「ChatGPT Images」で生成されます。ほかのサイトで見つけた服の画像を会話に貼って、「これを着た姿を見せて」と頼むこともできます。写真は次回以降の試着のために保存され、設定→パーソナライズ→参照用の写真から変更・削除できます。気になった商品はお気に入りやフォルダに保存して、あとでLibraryから見返せます。公式ヘルプでは「モバイルとWebで利用可能」としています。

誰に関係する:ネットで服や小物を買う人。アパレルや雑貨の紹介記事・SNS投稿を作っている人は、読者が「ChatGPTで試着してから買う」流れが増える可能性があります。

今できること:OpenAIは「試着画像は実際の見た目やサイズを保証しない」としているので、購入前には販売サイトのサイズ表と返品条件を確認しましょう。自分の写真が保存される仕組みなので、使い終わったら設定から削除できることも覚えておくと安心です。ChatGPTのプランごとの違いはChatGPTの料金・無料枠まとめ、画像を作るAIの比較は画像生成AIおすすめ比較で確認できます。

出典:OpenAIヘルプセンター「Shopping with ChatGPT Search」(原文英語・編集部訳)/関連報道:TechCrunch、ITmedia(確認日:2026-10-02)

2. Gemini Liveに「Guided Vision」 カメラに映したものを音声で説明、小さな文字の読み上げにも

何が起きた:Googleは10月1日、Geminiと声で会話できる「Gemini Live」に、目の見えない人・見えにくい人向けの機能「Guided Vision」を追加しました。カメラを共有すると、映っているものをリアルタイムに音声で説明し、「もう少し左に向けて」のようにカメラの向きも案内します。小さな文字を読む、物を探す、色や柄を確かめるといった場面を想定しています。視覚障害者を支援する企業Airaと協力して作られ、日本を含む各国の利用者がテストに参加しました。Android 9以上の端末で、Gemini Liveが使える地域と言語で提供されます。Googleは「医療機器や白杖の代わりではない」とも説明しています。

誰に関係する:Androidスマホを使っていて、細かい文字を読むのが大変な人や、家族の手助けにAIを使いたい人。

今できること:Geminiアプリのプロフィール設定から有効にし、Gemini Liveでカメラを共有すると使えます。Androidのユーザー補助のショートカットや、画面読み上げ機能TalkBackからも呼び出せます。Geminiの基本操作はGeminiの使い方、プランの違いはGeminiの料金・無料枠まとめで紹介しています。

出典:Google公式ブログ「Guided Vision in Gemini Live: built for accessibility」(原文英語・編集部訳)/関連報道:The Verge(確認日:2026-10-02)

3. Cloudflare、「判断専用」のオープンモデル「Clef」を公開 27Bと9Bの2種類、Apache 2.0

何が起きた:Cloudflareは10月1日、文章を書くのではなく「はい・いいえ」や「どの選択肢が合うか」を確率で答える意思決定モデル「Clef」を公開しました。9月に登場して注目された「Jev」と同じタイプのモデルです。サイズはClef(27B、Qwen3.8-27Bがベース)とClef-flash(9B、Qwen3.5-9Bがベース)の2種類で、ライセンスはApache 2.0。扱える長さは6万4,000トークンで、テキストに加えて画像も入力できます。CloudflareはJevの評価指標「Jev Decision Index」で首位になったとしています。モデルはHugging Faceで公開されており、モデルカードでは量子化版を使えばOllama・llama.cpp・LM Studioでも動かせると案内しています。

誰に関係する:AIで問い合わせの振り分けや、記事・画像の分類を自動化したい人。OllamaやLM Studioで、ネットにつながずにAIを使いたい人。

今できること:軽いClef-flash(9B)なら、手持ちのPCで試しやすいサイズです。必要なメモリはモデルカードに書かれていないため、まずは量子化版の小さいモデルから試しましょう。ローカルLLMの始め方はローカルLLMの始め方、必要なスペックの目安はAI用グラフィックボードの選び方で整理しています。

出典:Cloudflare公式ブログ、Cloudflare Changelog、Hugging Face「Cloudflare/clef」(原文英語・編集部訳)(確認日:2026-10-02)

4. メモリの取引価格、10〜12月もDRAM 10〜15%・NAND 15〜20%上昇の見込み TrendForce予測

何が起きた:台湾の調査会社TrendForceは9月30日、2026年10〜12月期のメモリ価格の予測を発表しました。AIサーバー向けの需要が強く、一般的なDRAMの契約価格は前の四半期より10〜15%、SSDなどに使うNAND Flashは15〜20%上がる見込みです。グラフィックボードに使うグラフィックス用DRAMも上昇が続くとしています。一方でパソコン向けは、ノートPCの在庫に部品の値上がりが反映されて売れ行きを圧迫しており、PCメーカーはSSDの容量を減らしてコストを抑えていると分析しています。なお、ここでの「契約価格」はメーカー間の取引価格で、店頭価格そのものではありません。

誰に関係する:AI用にPCやグラフィックボード、メモリ、SSDの購入を考えている人。

今できること:取引価格の上昇は、時間をおいて店頭価格に表れることがあります。購入を考えている人は、必要なメモリ量やSSD容量を先に決めて、価格の動きを見ておきましょう。完成品のPCを買う場合は、同じ価格でもSSDの容量が減っていないかを確認すると安心です。AI向けグラフィックボードの選び方はローカルLLM向けグラボおすすめ5選とRTX 5060 Ti・5070 Ti比較で解説しています。

出典:TrendForceプレスリリース「AI Server Demand Sustains Memory Contract Price Increases in 4Q26, While Consumer-Side Pressure Persists」(原文英語・編集部訳)/関連報道:TechPowerUp(確認日:2026-10-02)

5. カリフォルニア州で「ロボ上司禁止法」成立 AIだけで解雇・懲戒を決めることを禁止、2027年7月から

何が起きた:アメリカ・カリフォルニア州のニューサム知事は9月30日、AIに関する複数の法案に署名しました。その一つ「SB 947(通称:No Robo Bosses Act)」は、会社がAIなどの自動判定システムだけに頼って社員の懲戒や解雇を決めることを禁止する法律です。AIを主に使って決めた場合は、その社員に書面で通知する必要があり、社員は判断に使われた自分のデータの説明を求められます。法律は2027年7月1日から適用されます。知事室は、同じ日に職場の監視ツールやAIの透明性、デジタルレプリカ(本人に似せたAI)などに関する法案にも署名したと発表しています。

誰に関係する:日本の個人に直接の影響はありません。ただ、AIで人を評価・選別する仕組みへのルール作りは各国で進んでおり、AIを使った採用代行や評価業務などを請け負う人は、流れを知っておくと役立ちます。

今できること:AIを使って人に関わる判断をする仕事では、「最後は人が確認する」「AIを使ったことを伝える」という考え方が広がっています。副業でAIを使うときも、自分で確認する手順を残しておきましょう。AIを使った副業の全体像はAI副業の始め方・種類まとめで紹介しています。

出典:カリフォルニア州知事室の発表、カリフォルニア州議会「SB-947」法案情報(原文英語・編集部訳)/関連報道:GIGAZINE(確認日:2026-10-02)

今日の一言(編集部コメント)

ChatGPTの試着機能は、AIが「調べる」だけでなく「買う前に試す」ところまで入ってきたことを示しています。物販の紹介記事を書く人にとっては、読者がChatGPTの中で商品を見比べる場面が増えるかもしれません。一方、メモリの値上がりは当面続く見込みです。ローカルAI用の機材を考えている人は、Clef-flashのような小さめのモデルで、今のPCでできることを試してから判断するのがおすすめです。

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情報確認日:2026年10月2日/各ニュースの詳細は出典リンク先をご確認ください。

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