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この記事で分かること
- LM Studioとは何か、無料でどこまで使えるか(ローカル実行は無料・仕事での利用も無料)
- Windows・Mac・Linuxのインストール手順と、画面の日本語化・最初のモデルを動かすまで
- PDFを読ませる方法、ローカルサーバー、LM Studio Bionicとの違いと注意点
⏱ 30秒で選ぶなら:公式サイトからインストールして、設定で日本語化→モデル検索でGemma 4やQwen3.5をダウンロード→チャットで読み込めば、コマンドなしで日本語の会話まで進みます
🔍 他ツールとの違い:コマンドで使いたい・他のアプリから呼び出したいならOllamaの使い方も参考に。この記事はLM Studioの手順に絞っています
LM Studio(エルエム スタジオ)は、公開されているAIモデルを自分のPCで動かすための無料アプリです。モデルの検索・ダウンロード・チャットがすべて画面の操作で完結し、コマンドを打つ必要はありません。
この記事では、LM Studioのインストール手順(Windows・Mac・Linux)と、日本語化から最初のモデルで会話するまでの使い方、PDFを読ませる方法やローカルサーバーなどの便利な機能を、公式ドキュメントの内容に沿って整理します。
LM Studioとは:基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| LM Studioとは | ローカルLLMを検索・ダウンロード・実行するアプリ |
| 対応OS | Windows(x64・ARM)、macOS 14以降(Apple Silicon)、Linux |
| 料金 | 自分のPCで動かす分は無料(仕事での利用も無料) |
| 操作 | 画面操作(日本語表示に対応) |
| 情報確認日 | 2026年10月12日 |
Ollama がコマンド中心なのに対して、LM Studioはクリック操作だけで始められるのが特徴です。2つの違いは ローカルLLMの始め方(Ollama・LM Studioの違い)、そもそも何ができるかは ローカルLLMでできること にまとめています。
LM Studioのダウンロードとインストール
まず 公式のダウンロードページ から、自分のOS用のファイルを入手します。
Windowsでのインストール
- ダウンロードしたインストーラー(.exe)を実行
- 画面の案内に沿って進め、インストールが終わったらLM Studioを起動
公式の推奨はメモリ16GB以上、GPUの専用VRAM 4GB以上です。x64のPCではAVX2という命令に対応したCPUが必要です(近年のCPUならほぼ対応)。Snapdragon X EliteなどのARM版Windowsにも対応しています。
Macでのインストール
- DMGファイルを開き、LM Studioを「アプリケーション」フォルダへドラッグ
- アプリケーションフォルダから起動
条件はApple Silicon(M1〜M4など)とmacOS 14.0以降です。メモリは16GB以上が推奨で、8GBでも小さいモデルなら動きます。
Linuxでのインストール
AppImage形式で配布されています。対応はUbuntu 20.04以降で、x64とARM64の両方に対応しています。
画面を日本語化する
最初は英語の画面で起動します。日本語にするには次の手順です。
- 設定を開く(Windowsは
Ctrl+,、Macは⌘+,) - 「Preferences」の「Language」から日本語を選ぶ
公式の言語一覧に日本語(ja)が含まれています。翻訳はコミュニティによるもので、版によっては「日本語(Beta)」と表示され、一部の画面は英語のまま残ります。
最初のモデルをダウンロードする
- 「Discover(探す)」タブを開く(
Ctrl+2/Macは⌘+2) - 検索欄に「gemma」「qwen」などのキーワードを入れる
- 自分のPCに合うサイズを選んでダウンロード
検索欄には、Hugging Face(モデルの公開サイト)のURLをそのまま貼ることもできます。ファイル名の「Q4」「Q8」などは**量子化(ファイルを圧縮して軽くする方式)**の種類で、公式は「PCが対応できるなら4bit以上」を選ぶよう案内しています。
LM Studioの公式カタログに載っている、日本語でも使いやすいモデルのサイズ例です。
| モデル | ダウンロードサイズ | 目安のPC |
|---|---|---|
| Qwen3.5 4B | 3.75GB | VRAM 6〜8GB・ノートPC |
| Gemma 4 E4B | 5.90GB | VRAM 8GB |
| Qwen3.5 9B | 7.00GB | VRAM 8〜12GB |
| Gemma 4 12B | 7.40GB | VRAM 12〜16GB |
| Gemma 4 26B A4B | 15.60GB | VRAM 24GB |
※動かすには、ダウンロードサイズより少し多めのメモリが必要です。日本語に強いモデルの比較は 日本語ローカルLLM比較、自分のGPUで何が動くかは ローカルLLM VRAM計算機 で確認できます。
チャットで話しかける
- 「Chat」タブを開く
- 画面上部のモデル選択を開き、ダウンロードしたモデルを選んで読み込む
- 下の入力欄に日本語で話しかける
新しいチャットは Ctrl + N(Macは ⌘ + N)、フォルダは Ctrl + Shift + N で作れます。チャットはドラッグ&ドロップでフォルダに整理できます。読み込みが重いときは、読み込み時の設定でGPUに載せる割合(解説記事では「GPUオフロード」と呼ばれる)や、一度に読める文章の長さ(コンテキスト長)を下げると動きやすくなります。
PDF・Wordを読ませる(RAG)
チャットには .pdf・.docx・.txt を添付できます。短い資料は全文がそのまま会話に入り、長い資料は関係しそうな部分だけを取り出して答えるRAGという方式に自動で切り替わります。長い資料のときは、探してほしい言葉を質問に具体的に入れるのがコツです。資料の処理はすべてPCの中で行われ、外部には送られません。
Gemma 4のように画像入力に対応したモデルなら、画像を添付して内容を説明させることもできます。
ローカルサーバー・MCP(慣れてきたら)
- ローカルサーバー:「Developer」タブで「Start server」をオンにすると、
http://localhost:1234でAPIが動く。OpenAI互換・Anthropic互換の形式に対応し、Claude Code などのツールからLM Studioのモデルを使える - MCP:外部のツールをAIから使う仕組み(MCP)に対応。公式は「信頼できない提供元のMCPは入れない」と注意している
LM Studio Bionicとの違い
2026年7月16日に、公式からLM Studio Bionicが登場しました。LM Studioが「モデルを動かして会話するアプリ」なのに対し、Bionicは「オープンモデルで作業を進めるAIエージェント」で、文書・スライド・PDF・プログラムの作成などを任せる用途の別のアプリです。動作にはLM Studioと同じ仕組み(ランタイム)を使い、解説記事によるとモデルの保存場所も共通です。まずLM Studioで会話に慣れ、作業を任せたくなったらBionicを試す順番がおすすめです。
料金:ローカル実行は無料
- LM Studio本体:無料。2025年7月8日から、申請なしで仕事での利用も無料になった(公式ブログ)
- モデル:無料で公開されているものが中心。商用利用の条件はモデルごとのライセンスを確認
- クラウドのモデル(任意):料金ページでは、ローカル実行のFree(0ドル)のほか、米国のサーバーでモデルを使うBionic+ 月20ドル、Pro 月100ドルがある
無料でどこまで使える?
自分のPCで動かす限り、回数・文字数の上限はありません。制限になるのはPCの性能だけです。モデルをダウンロードした後は、チャット・資料の読み込み・ローカルサーバーがオフラインでも動きます(モデルの検索やアプリの更新にはネット接続が必要)。クラウドAIの無料枠と比べたいときは AIツールの無料枠まとめ をどうぞ。
評判・使用感
解説記事・技術ブログ・検証サイトで多い声を集約しました。
- 良い点:コマンドを使わずに、インストールからチャットまで画面操作で完結する
- 良い点:アプリ内でモデルを検索でき、PCに合うサイズを選びやすい
- 良い点:PDFや画像を読ませる、APIサーバーとして使うなど、1つのアプリでできることが多い
- 気になる点:モデルが1つ数GB〜数十GBあり、ストレージを圧迫しやすい
- 気になる点:日本語化しても一部の画面は英語のまま。VRAMが足りないと読み込みに失敗する(小さいモデルや軽い量子化に変えると解決する例が多い)
速度の目安:2026年の検証サイト・利用者の報告では、9B〜12Bクラスのモデルで毎秒20〜70トークン前後です(RTX 4060 で約21〜37、RTX 5060 Ti 16GB で約46、RTX 5080 で約73)。モデルや量子化、設定で大きく変わります。
副業での活用
| 場面 | LM Studioの使い方 |
|---|---|
| 資料作成・事務の受託 | PDFやWordを外部に送らずに要約・整理 |
| ブログ・ライティング | 構成案・下書きを回数を気にせず作る |
| 翻訳の下訳 | 下訳はローカル、仕上げは自分で確認 |
| ツール作成 | ローカルサーバーのAPIで要約や分類を自動化 |
クライアントの資料をAIに入れてよいかは、契約を必ず確認してください。AIを使っても副業の収益は保証されません。ほかの使い道は AI副業の始め方 と AI資料作成の副業 にまとめています。
LM Studioが向いている人
- コマンド操作に慣れていない人
- ローカルLLMをまず1回動かしてみたい人
- PDFやWordを外に出さずにAIで読ませたい人
他のアプリやプログラムから呼び出すのが中心なら、Ollama も選択肢です。
始め方のまとめ(3ステップ)
- lmstudio.ai/download からインストールし、設定で日本語化
- Discoverタブで「gemma」「qwen」を検索し、PCに合うサイズをダウンロード
- Chatタブでモデルを読み込み、日本語で話しかける
VRAM 16GBあれば12Bクラスのモデルも快適に動かせます。入門向けのグラボの例です。
PCごと買い替える場合は、GPUを選んで構成できるBTOパソコンも選択肢です。予算別のグラボは ローカルLLM向けグラボのおすすめ で比べています。→ 【FRONTIER】
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よくある質問
Q. LM StudioはWindowsとMacで使い方が違いますか?
A. インストール方法(Windowsは.exe、MacはDMGをアプリケーションへ移す)と、ショートカットのキー(Ctrl か ⌘ か)以外はほぼ同じです。MacはApple Silicon(M1以降)が必要で、Intel Macは対象外です。
Q. LM Studioの日本語化はどこでできますか?
A. 設定(Ctrl + ,)の「Preferences」→「Language」で日本語を選びます。画面は日本語になりますが、一部は英語のまま残ります。
Q. LM StudioでPDFを読ませる(RAG)使い方は? A. チャットの入力欄にPDF・Word・テキストファイルを添付して質問します。長い資料は自動でRAGに切り替わるので、探したい言葉を質問に入れると答えの精度が上がります。
Q. LM Studioで画像生成はできますか? A. 2026年10月時点で、LM Studioで画像を作る機能は公式ドキュメントに見当たりません。LM Studioは文章を生成するアプリで、対応モデルなら画像を「読ませる」ことはできます。画像を作るなら 画像生成AIのおすすめ を参考にしてください。
Q. LM Studioは安全ですか?データは外に送られますか? A. 公式は、チャットで入力した内容や読ませた資料は「端末の外に出ない」と説明しています。注意したいのは、ローカルサーバーをネットワークの他の端末に公開する設定や、提供元のわからないMCPを入れる場合です。必要なときだけオンにしましょう。
まとめ
- LM Studioは**無料(仕事での利用も無料)**で、画面操作だけでローカルLLMを動かせるアプリ
- インストール→日本語化→Discoverでモデルをダウンロード→Chatで読み込む、の順で始められる
- モデルはVRAM(Macはメモリ)に収まるサイズを選ぶ。作業を任せたくなったらBionicも選択肢
→ 他のAIツールとの料金比較は AIツール料金早見表(毎月更新)へ。
情報確認日:2026年10月12日(公式ドキュメントで確認)/LM Studioは更新が頻繁です。最新の手順は LM Studio公式ドキュメント をご確認ください。 参考:System Requirements、Download an LLM、Chat with Documents、Offline Operation、LM Studio料金

